金融パパの子育てブログ

金融しか取り柄のなかったパパが子供を授かりました!イクメンパパになるための毎日を一歩一歩綴っていきます。家庭の経済、金融についてもちょこちょこと。プロ目線の様々な『Market UPDATE』を行っていきたいと思います。 投資助言のプロとして有益な情報をお出しできればと思っています。

モンキーポートフォリオ

こんばんは。

 

本日2本目のエントリです。ファンドの話の続きを。

 

 常に儲かるファンドは存在するのか?

私がインデックス投資を有望だと考えてしまう理由は、私がアカデミック出身で古典的な理論の結論を尊重しているからだけではありません。アルファを生み出すのが非常に難しいという点を感覚的に感じているからだと思います。

『絶対収益を追求する』≒『どんな相場でも収益を生むことを目指す』となり、これは素晴らしいことですが、金融、そして最適な投資、の答えが出てしまうということを(ちょっとおおげさですが)意味すると感じてしまうからだと思います。それが実現できる(とファンドの広告は謳います)となれば、何に投資するよりも、そのファンドに全財産を投じるのが正解ということになるでしょうし、そもそもどんな環境でもリターンを生み出し続ける技があるのであれば、わざわざ公開することはないでしょう。

 

アメリカでよく言われる話に、サルがダーツで選んだ銘柄のポートフォリオ(モンキーポートフォリオ)はプロのファンドマネージャーが全力で構築したポートフォリオに負けない、というものがありますね。コストの安い無作為に選んだポートフォリオは強いわけです。そして、学術的にも、ブラウン運動とドリフトからなると仮定される株価の値動きは、過去の情報から将来の値動きを予想することは不可能だと言うのが一般的な見方です。

 

ブラックボックス

たとえば、ファンドマネージャーに全権が与えられていて、株、債券、通貨何にでも投資してよく、いくつかのファクターに基づいて投資します、というファンドはポジションとして公開されるそれぞれの証券等は中身としてわかるかもしれませんが、どうしてそういうポジションになったのかははっきりいってブラックボックス状態です。

それでも必ず儲かるのであれば何の問題もありませんが、あまりよくわからないけど、なんかよさそうだから買って上がるか下がるかはその時々のお楽しみです、というのでは心もとありません。

 

ある時はアクティブがインデックスに勝つけれど、ある時は負けます。その間、アクティブには信託報酬は毎年インデックスファンドの5倍支払ってください。。という状態。これを30年間続けたときに、結果としてアクティブファンドが勝っている可能性というのはどれくらいなのでしょうか?えてして、両者ともに基本的にマーケット全体と同じような価格推移をしていて、どちらかが多少アウトパフォームしているかな、というのが関の山でしょう。長期間にわたって5倍のコストを上回る結果を残すことができるのでしょうか。最終投資家が長期投資をする場合、毎年かかる信託報酬というコストは無視できません。販売会社や運用会社が潤っているのは、投資家が山盛りの手数料を払うからです。本当にコストを払うだけの価値のある、アルファ、絶対リターンを生み出し続ける仕組みを持ったファンドを探し出す必要があります。

 

個人的には、解き明かせないマーケット自体に興味があるので、もしそのような(モンキーポートフォリオを圧倒し続ける)ファンドが出てきた場合、その誰も解けないマーケットという問題をなんらかの方法で解いたということになるのでしょうから、とてもわくわくします。その誕生を心待ちにしています。

 

LighT

 

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